2026年8月18日、Muse Code の安定版チャンネルが 0.1.0-R708.1 から 0.2.1-R1215.1 に切り替わりました。当サイトは Meta の配信基盤を毎日監視しているため、公式の告知を待たずに検知しています。本稿は同日から2026年8月25日までに実際に確認した内容です。
先に結論
バイナリのサイズが約2倍になりました。そして配布マニフェストにWindows版が2種類現れています。ただし実体はまだ配置されておらず、現時点でダウンロードはできません。
バイナリが約2倍に
配布マニフェスト(manifest.json)に記載されたサイズを、前バージョンと並べます。
| 対象 | 0.1.0-R708.1 | 0.2.1-R1215.1 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| x86 Linux | 89,089,856 | 191,895,736 | 2.15倍 |
| aarch64 Linux | 77,496,920 | 173,918,312 | 2.24倍 |
| x86 macOS | 110,442,160 | 180,287,808 | 1.63倍 |
| aarch64 macOS | 101,945,920 | 166,797,968 | 1.64倍 |
| macOS pkg | 85,281,628 | 134,267,789 | 1.57倍 |
単位はバイトです。Linux版でとくに増えており、2倍を超えています。中身の内訳までは配布物からは分かりませんが、これだけの増加は機能追加を伴う変更だと考えるのが自然です。
マニフェストに Windows が現れた
0.1.0 のマニフェストに載っていた配布対象は5種類(x86/aarch64 の macOS と Linux、そして macOS 用の .pkg)でした。0.2.1 では2種類増えて7種類になっています。
x86_windows 163,873,016 bytes aarch64_windows 131,928,312 bytes
Muse Code はこれまで macOS と Linux が対象で、Windows では WSL を経由する必要がありました。マニフェストに Windows のバイナリ名とサイズ、SHA256 チェックサムが載ったということは、ネイティブ対応の準備が進んでいることを示しています。
ただし、まだ入手できません
実際にダウンロードを試したところ、Windows の2つだけが 404 を返しました。
| ファイル | HTTPステータス | 実サイズ |
|---|---|---|
| muse-x86-windows | 404 | 0 |
| muse-aarch64-windows | 404 | 0 |
| muse-x86-linux | 200 | 191,895,736 |
Linux版はマニフェスト記載どおりのサイズで取得できます。Windows版だけが、マニフェストに載っているのに実体が置かれていない状態です。
インストール経路にも Windows は入っていない
配布の仕組みは、インストーラ(install.sh)がランチャー(muse-launcher.sh)を取得し、ランチャーが本体を落とす二段構成です(インストーラを314行読んだ記事)。
そのランチャーのプラットフォーム判定は、次の4分岐しかありません。
case "$(uname -s):$(uname -m)" in Darwin:arm64|Darwin:aarch64) aarch64_macos ;; Darwin:x86_64|Darwin:amd64) x86_macos ;; Linux:arm64|Linux:aarch64) aarch64_linux ;; Linux:x86_64|Linux:amd64) x86_linux ;; *) die "unsupported platform: ..." ;; esac
Windows に該当する分岐がなく、該当しない環境では「unsupported platform」で停止します。uname を前提にしている点からも、この経路は Unix 系のためのものです。仮に Windows バイナリの実体が置かれても、いまのインストーラからは取得できません。
なお install.sh 自体は 0.1.0 の頃から変更されていません(SHA256・行数とも同一)。バージョンの切り替えはチャンネル側で行われているため、インストーラを更新する必要がない設計です。
公式ページには記載がない
2026年8月25日時点で、公式の製品ページを取得して調べたところ、本文テキストに「Windows」「WSL」「macOS」「Linux」「0.2」のいずれも含まれていませんでした(ページが動的に描画されている可能性はあります)。
つまり配布側の準備だけが先行しており、告知はまだ出ていないという状況です。
推測と事実の切り分け
ここまでに書いたのは、配布マニフェスト・ダウンロードの応答・ランチャーのソースという確認できる事実です。「いつ Windows 対応が公開されるか」「どんな機能が増えたか」は分かりません。マニフェストに載ったこと自体は、準備が進んでいる強い手がかりですが、公開時期を約束するものではありません。
いま使っている人がすべきこと
- 更新は自動です。ランチャーがチャンネルを見て本体を取得する仕組みなので、次回起動時に新しい版が使われます。手動での再インストールは不要です。
- 緊急度は「none」です。チャンネル情報の
urgencyはnone、min_versionも未設定でした。強制的な更新は求められていません。 - Windows で待っている場合は、まだ動きません。当面は WSL 経由が唯一の方法です。実体が置かれ、ランチャーが対応した時点で改めてお知らせします。
- ダウンロード量が増えています。従量課金の回線では注意してください(Linux x86 で約192MB)。
本稿の内容は2026年8月25日時点で確認したものです。当サイトは Meta の配信チャンネル・配布マニフェスト・インストーラ・ランチャー・公式ページを毎日監視しており、変化があればここに追記します。